
<2月17日>
秋田公立美術大学の展示会は、2月11日の3年生や
附属高等学院生たちの作品に続いて、
2月17日には 「 卒展 」 を観に行きました。展示会名は 「 カモステイク 」。
最初の展示室に入ると、部屋一杯を使ったド迫力の作品が出迎えてくれました。

部屋の奥には、作品を制作中のメイキングビデオが流れており、
そこにあったのは木をくりぬいたような重厚な 「 舟 」 です。

詳しく説明されたキャプションがついていました。

アーツ&ルーツ専攻の長門あゆみさんの作品 「 harboring -鯨を抱く- 」 です。

部屋中にあったのは、鯨を捕るための網、ということのようです。
「 そもそも、鯨を網で捕る・・・?」 と思いながら、網の中へと入って行きました。

網の中へ入って行くと、自分が網で捕獲された鯨になったような気分を体験できます。
鯨漁は世界的には賛否がありますが、日本人は伝統的に続けて来たこと。
そんな鯨漁に対する作家さんの思いが込められており、
しかもメイキングビデオを見ると手編みで作ったようなので、
ひと編みひと編みにどんな思いが頭の中を巡ったんだろう・・・などと想像していました。