
もし自分が認知症を発症すれば、
自分自身は、家族はどうなるのか。
認知症のことをアメリカでは 「 Long Good-bye ( 長いお別れ )」 と言うそうで、
理由は少しずつ記憶を失って行って、
ゆっくりゆっくり遠ざかって行くから、だそうです。
現代は介護や治療のシステムが整備されているので、
それとの関わりもよく分かるドキュメンタリータッチの小説です。
たぶん著者の実体験に基づいた話で、
少しは 「 盛って 」 いる部分もあるかも知れませんが、
多かれ少なかれこんな風になるだろうな・・・と思います。
できれば自分はそうはなりたくありませんが、
こればっかりは自分の意思だけでは決められないことですので、
いかんともし難い面があります。
できることは、せいぜいいつそうなってもいいように
できるだけ身の周りを片付けておくことぐらいでしょうか。
【2019年3月7日 読了】