
何気なく手に取った本の中に、
あっと驚く発見をすることがありますが、
今回はその極め付けみたいなものでした。
これまで、その存在すら知らなかった 「 斗南藩 」 が
自分自身と何かしら関わりがあるかも知れないことが判明し、
さらに突き詰めてみる興味が湧きました。
この本を手に取ったきっかけは、
現在も 「 M.Sのすすめ 」 書庫で連載中の
青森県むつ市を初めて訪れたときのことに始まります。

恒例の早朝散歩でむつ市大湊港周辺を歩き回り、
そのときにたまたま見つけて写真だけ撮っておいた
「 斗南藩士上陸の地 」 の標柱。
あとでもう少し詳しく調べてみたら、「 斗南藩 」 というのは、
戊辰戦争に敗れて下北のこの地に転封された
会津藩の人たちことでした。
第一章 会津藩の戦後処置
第二章 なぜ南部の地に
第三章 移住者の群れ
第四章 斗南の政治と行政
第五章 会津のゲダカ
第六章 廃藩置県
第七章 揺れ動く心
第八章 斗南に残った人々
第九章 北の海を渡った人々
第十章 流れる五戸川
明治維新、戊辰戦争、朝敵などについて深く考えることは
これまでありませんでしたが、
この本に出逢ったおかげで、
機会があればもう少し詳しく調べてみたいという気持ちになりました。
【 2019年2月8日 読了 】