
<9月14日>
秋田県北秋田郡上小阿仁村で開催されていた
アートイベント 「 かみこあにプロジェクト 2018 」めぐり。
八木沢会場の集落エリアを 「 風花 」 に導かれて
次の作品へ向かいました。
道の向こうに何やら白いモノが見えて来ます。

五月女かおるさんの作品 「 曖昧な犬 」 。

ちょっと小高い場所に、その犬は立っていました。

近づいて行くと、なかなかの存在感です。

キャプションでは、
【 犬は飼い主である人と、その生活が間接的に見えて来る。】

【 物事としての記憶と感情や感覚を伴う記憶。
前者はアウトライン、後者は肉付きとして考えた。】

【 時間と共に忘れていく記憶は溶け、
こぼれ落ちていく。
しかし確かに存在し、その形を変え、
淀み留まっていく。
肉が溶け出し足元に堆積する。
曖昧な姿。
犬ということだけが分かる形。】

地元紙の紹介記事では 「 形のない記憶立体化 」
という見出しで紹介されていました。

集落エリアはここまで、③貝塚歩、④國政サトシ、
⑤船山哲郎、⑥宮本一行、⑦五月女かおる、
の各作品を順に観て来たことになります。