
イタリアを旅したのは4年前のことです。
南海岸からローマへ、そしてフィレンツェ、
ヴェネツィア、ミラノなどを廻りましたが、
一番印象に残っているのが、
自由時間も多かったフィレンツェでした。
本のサブタイトルに 「 比類なき文化都市の歴史 」
とありますが、中世の面影どころか、
中世の街並みがそのまま残っているイメージで、
歩く楽しみが尽きませんでした。
第1章 ローマの植民市とキリスト教の普及~前6世紀から9世紀
第2章 都市国家の誕生と発展~10世紀から14世紀半ば
第3章 中世の文化
第4章 ルネサンスの政治・経済・社会~14世紀半ばから16世紀初頭
第5章 教会と修道院・施療院
第6章 邸館とヴィラ
第7章 広場と街路
第8章 世界と人間に注がれる新たな視線
第9章 トスカーナ大公国時代~1532年から1860年
第10章 近現代の苦悩と輝き~1861年から
ということで、フィレンツェの歴史をこと細かく拾い上げて、
実に詳細な解説になっています。
これ1冊で、フィレンツェという街の成り立ちから
現代までの生い立ちがほぼ全て分かるようなもの。
よくもここまで調べ上げたものだと感心しました。
イタリアへもう一度行く機会があったら、
やはりフィレンツェを詳しく見たいと思っています。
【 2018年11月5日 読了 】