
茶道については、ほぼ何も知らない状態ですが、
茶道で映画が一つ出来上がることに、
ある意味感心しました。
樹木希林さんの遺作となった 「 日日是好日 」 を
昨夕観て来ました。
茶室が主な舞台ですので、
実に淡々と静々と物語は進みます。
時が経て行くので、
登場人物たちの人生模様が様々に描かれますが、
変わらないのは主人公である樹木希林さんの居住まい。
そして樹木さんの茶道の所作の流れるような自然さと、
黒木さんの女性の成長ぶりが
丁寧に描かれていて、沁みて来るような作品でした。
ほのぼのするというよりは、しっとりするような感じでした。
表千家茶道のひと通りが分かったような気分です。

観終わった勢いで、そのまま原作本を買って来ました。