
それなりの規模があるのに、
さきの戦争で空襲を受けなかった街は少ないと思います。
金沢もそんな街のひとつで、
300年~400年のスパンで戦禍のなかったのは
西洋のチューリッヒと金沢くらいとのこと。
北陸新幹線開業と同時に来街者が激増し、
そのフィーバーが落ち着いてからも、数は落ちていないそうで、
魅力的な街としての金沢の実力を示しているといえます。
第1章 北陸新幹線がまちと地域を変えていく
第2章 あらためて、まちづくりの本質を考える
第3章 まちづくりのセオリー
第4章 都市美のエッセンスを再生
第5章 人口減少時代のまちづくり
第6章 大都市集中ではない未来のために
終 章 「まちづくり論考」を再び
「 歩いて楽しい街 」 が私も好きで、
このブログの 「 散歩 」「 街歩き 」「 寄り道 」「 旅 」 などの書庫は
基本的に街歩きの話題です。
ある意味どんな街でも、歩いてみれば様々な発見があるもので、
その発見を活かして育てて行けば
何かしら個性的な街づくりができるはず・・・とも思います。
著者は 「 コンパクトシティ 」 という言葉は使わず
「 まちなかの凝縮 」 という表現にしています。
まちづくりの進め方は
「 Slow Steady Sustainble 」=「 ゆっくり しっかり いつまでも 」・・・
その通りだと思います。
【 2018年10月20日 読了 】