
<7月7日>
上野の森美術館で 「 エッシャー展 」 を鑑賞したあとの上野界隈散歩。
閉館ギリギリに滑り込んで、洋館~和館と約15分ほどで駆け足で廻り、
庭へ出て来ました。
正面には洋館のコロニアル方式のベランダ部分が拡がります。
1階の列柱はトスカナ式、
2階の列柱はイオニア式と別々の特徴を持っています。

出口は左側の和館の廊下側。
木々に隠れて、和館と洋館は別の建物のように見えますが、
実際は渡り廊下で繋がっています。

庭を歩きながら、洋館の外観の全貌を見て行きました。

家主だった岩崎久彌の留学先であるアメリカ、
ペンシルヴァニアのカントリー・ハウスのイメージも取り入れた建物。
往時は、岩崎家の年1回の集まりや、
外国人・賓客を招いたパーティーなどに使われたそうです。

庭の片隅にあったのは別棟の 「 撞球室 」 でした。
こちらはスイスの山小屋風です。

数段の階段を上がると、デッキスペースがあって、中が覗けます。
壁は校倉造りのようなデザイン。

「 撞球室 」 つまり 「 ビリヤード室 」。
ここまで広くはありませんが、
秋田県大仙市高梨の 「 旧池田氏庭園 」 にある洋館の中にも、
同様に 「 撞球室 」 があります。
内部の壁は 「 金革唐紙 」 が貼られています。

デッキに置かれていたベンチも、車輪のようなデザインでお洒落です。

「 洋館 」 と 「 撞球室 」 の間を抜けて、出口の方へ向かいました。