
全国各地で商店街の疲弊やシャッター通り化が
問題になっています。
時代と共に消費行動が変わり、
それに企業の方針や施策も絡んで、
いかんともしがたいような状況になっています。
ただ、ヨーロッパはじめ数ヶ国を訪ねましたが、
観光地ばかり歩いているせいもあるかも知れませんが、
これほど問題視されているのは日本だけ?
という気がしないでもありません。
一度瀕死の状態に陥った商店街が
蘇って行くストーリーを、丁寧に拾い上げ、
ドキュメンタリー小説のような形でまとめてあるので、
読みやすく、参考になる内容でした。
第1章 過去の栄光が目を曇らせる
第2章 空き家はいかにして話題の店に変身したか
第3章 祭りとアーケード、ふたつの挑戦が街を変えた
第4章 10年がかりの復活のドラマ
大型店、専門店の魅力や使い勝手の良さはあるものの、
一方で商店街の存在は 「 その街 」 の個性を
体現している典型ですので、何かしら突破口を見出して、
生き残りの道を探ってもらいたいものです。
【 2018年9月6日 読了 】