
<2017年8月29日>
「 二つの願い 」 を二つとも叶えることができて、
帰りの松本でちょっとオマケの街歩き。
「 旧開智学校 」 の校舎へ入り展示物を見て行くと、
そこに天使が支える校名看板のようなものがありました。

まさに校舎正面に掲げられてあったものです。
修復や改築のときに交換されたのでしょうか。

江戸時代末期から明治時代にかけて、
日本が西洋建築を受け入れてきた歴史が、
チャートになって示されていました。
また、地方の手本になった洋風・疑洋風建築の写真があり、
第一国立銀行、造幣局、新橋停車場、内務省の説明がされていました。

「 特殊学級のはじまり 」 という標題の説明がありました。
ここでの特殊教育とは、身体的・環境的理由で学校に通うことや、
授業についていくことが難しい児童たちを対象にした教育を指します。

「 成績不良児学級 児童調査簿 」 なるものも展示されていました。
明治41年、ここの開智学校に 「 劣等児 」 によるクラスが誕生し、
これを担任したのが輪湖卓三という方だったとのこと。
今だと問題視される呼び方ですが、
当時としては画期的なことだったのかも知れません。

昔の教科書の現物も展示されていました。