
一昨日、急遽思い立って、映画を観て来ました。
邦題は 「 さよなら、僕のマンハッタン 」。

原題は 「 The Only Living Boy in New York 」=「 ニューヨークの少年 」。
1970年頃ですから、今からかれこれ50年くらい前のサイモン&ガーファンクルの大ヒットアルバムである、
「 明日に架ける橋 」 に収められていた一曲です。
このアルバムを擦り減るまで聴いた世代としては、あの曲がスクリーンからどんな風に流れるんだろう?という
のも興味津々でした。

ストーリーはいささかひねってあって、若者と両親と、謎の男性と謎の女性とが絡み合って、ラストに近い頃に
それらの関係の全貌が明らかになる仕掛け。サプライズ的な流れでした。
サイモン&ガーファンクルの曲は1曲だけ、1ヶ所で流れただけでしたが、なかなか印象的でした。
その他にボブ・ディランの曲などが流れて、ニューヨークの街の雰囲気によく合っていました。
ずっと気になっていたのは、父親役と謎の隣人男性役の二人で、前者は何代目かのジェームス・ボンド、
後者はその昔 「 サンダーボルト 」 でクリント・イーストウッドと共演したジェフ・ブリッジスさんでした。
淡々と流れて行く、ニューヨークがバックの、洗練された小品でした。