
昨夜は封切られたばかりの 「 羊と鋼の森 」 を観て来ました。ピアノ調律師の話。
私の娘も幼い頃ピアノを習っており、調律師にはお世話になりましたが、私自身は調律する現場には立ち
会ったことがありません。

ピアノを調律するときは、基本となる 「 ラ 」 の音を 「 440ヘルツ 」 に合わせる、なんてことはもちろん知り
ませんでした。

ピアノの音が 「 拡がる 」 とか、音を 「 届ける 」 とか、音を 「 作る 」 とか、ピアノという楽器がこんなにも
繊細で奥の深いものであることを初めて知りました。
静かに淡々と流れて行くようなストーリーですが、そこそこ山や緊張感もあり、台詞のひとつひとつが研ぎ
澄まされている感じで、観終ったあとは森林浴でもしたような気分になりました。