イメージ 1

 昨日読み終えたのは、NHKスペシャル取材班編著 「 無縁社会 」 ( 文春文庫 )です。

 身元不明で 「 行旅死亡人 」 として官報に数行記載されて人生が終わる。そんな人でも、丹念に調べて

行けば波乱万丈の人生を生きて来たことが分かる。

 2010年ですから、もう8年前にNHKスペシャルで放映された番組の詳細を、後日談も含めてまとめたもの

です。

 序 章 “ ひとりぼっち ” が増え続けている日本
 第一章 追跡「行旅死亡人」
 第二章 薄れる家族の絆
 第三章 単身化の時代
 第四章 社縁が切れた後に
 第五章 “ おひとりさま ” の女性たち
 第六章 若い世代に広がる “ 無縁死 ” の恐怖
 第七章 絆を取り戻すために
 第八章 消えた老人たち
 第九章 無縁社会から結縁社会へ

 「 つながる 」 ことの煩わしさは確かにありますが、「 つながりがない 」 ことの底知れない恐怖を考えると、

お互いにあまり負担にならないていどの 「 居心地のいい距離感 」 で、できるだけ多くの人と繋がっておくこと

が大切なような気がします。

                                                  【 2018年5月14日 読了 】