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 「 地域おこし 」「 地域再生 」「 地域活性化 」「 地方創生 」 と声高に叫べば叫ぶほど東京一極や大都市圏

への集中が進んで行くような気がします。経済原理や人の行動パターン、人間の暮らしまでは施策で強制的

に変えようとしても、そもそも変えようがないことなのかも知れません。

 10年前に上梓された本ですが、この10年間でもあまり変わらなかったし、むしろ悪化している部分もある

ような気がしました。

  第1章 なぜ、地域再生なのか
  第2章 人権が保障された地域をつくる
  第3章 地場産業で生活できる地域をつくる
  第4章 自然と共生し、持続可能な地域をつくる
  第5章 ヨコ並びでない地域をつくる
  第6章 住民の意思で地域をつくる
  第7章 地域再生に向けて

 平成の大合併、国土計画、まちづくり立法など様々な施策が間違ったことが、今の状態を招いている・・・という

スタンスが貫かれている感じですが、一理あることも確か。

 マクロとミクロの視点と行動が一致しないと、なかなか難しいのが実状だろうと思います。

                                                  【 2017年12月15日 読了 】