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 数日前に読み終えたのが、河合雅司著 「 未来の年表 」( 講談社現代新書 ) でした。

 人口減少問題を扱った著書は最近多数出版されていますが、この本はこの先 「 〇〇年には〇〇が〇〇に

なる。」 といった具合に、時系列にカレンダーのように未来予想図を整理した内容になっています。

 第1部 人口減少カレンダー(抜粋)
  2020年 女性の2人に1人が50歳以上に
  2024年 3人に1人が65歳以上の「超・高齢者大国」へ
  2033年 全国の住宅の3戸に1戸が空き家になる
  2042年 高齢者人口が約4000万人とピークに

 第2部 日本を救う10の処方箋~次世代のために、いま取り組むこと

 データに基づいた予測ですので、信憑性があります。

 人口の推移は、高い確率で予測がつくので、黙ってこのまま推移すればこうなる・・・といえます。

 じゃぁどうするか?という処方箋も提案されていますが、そのキーワードは 「 戦略的に縮む 」 ということ。

 一人の力ではどうにもならないことですが、何かしら手を打たなければ様々な問題がジワジワと出て来て、

そのうち手の付けようがなくなるかも知れません。考えさせられる内容でした。

                                                 【 2017年10月19日 読了 】