
「 2011年3月11日、東日本大震災が日本を襲った。いざとなったらマネーなど何の助けにもならない、
そういう世の中が、突然目の前に現れた…( 後略 )」
確かにその通りで、あのときはいつでも電気が使える、ガソリンが買える、という生活が一変しました。
「 どこか遠くで大量に作られているエネルギーに頼ること、自分の手の届かない大きなシステムの中に
完全に組み込まれていることのリスク・・・( 後略 )」
そのリスクは、いまだに ( ある意味 ) 漠然とした不安として続いています。
そんなこんなに対して提示されている 「 里山資本主義 」。これは、お金がすべてを解決するという前提で
構築された 「 マネー資本主義 」 の経済システムの横に、こっそりと、お金に依存しないサブシステムを再構築
しておこうという考え方です。
社会が高齢化するから日本は衰えるは間違い、そもそも人口減少社会は、一人一人の価値が相対的に高く
なる社会である。・・・etc
近い将来の地域の姿や自らの生き方・考え方について、様々な示唆や共感を与えてくれる内容でした。
【 2015年5月10日 読了 】