
<2014年11月1日>
秋田県大仙市高梨の旧池田氏庭園の一般公開 「 秋の園遊会 」。
広々した庭を巡り、秋田県ではナンバーワン、東北三大地主の一角をなしていた大邸宅の名残りを探して歩き
ました。
四阿の点前にあった石燈籠。これでも人の背丈より高い大きなものです。

ひとつひとつの燈籠に浮彫のような細工がされていました。

こちらは、さらに大型の石燈籠。見上げる高さは2メートル以上で、存在感があります。

極め付けは、真ん中の池のほとりに建っている 「 雪見燈籠 」 です。
高さ4メートル、笠の直径も4メートルですから、人が傍に立つと半分まで届かない大きさ。

「 江戸型 三本脚 雪見灯籠 」 で、近代以前としては国内最大級の雪見灯籠とのこと。
笠部分の面積だけで、畳八畳分。全体の重さは24トンで、普通自動車20台分という大きさ&重さ。男鹿半島
で砕石された男鹿石を、日本海を経由して雄物川を遡り、内陸のこの地まで運んで来たこと自体驚異的です。

少し高台のようになっているところにも四阿がありました。
このあたりは、周辺の田園地帯や遠く大曲の花火を見物した場所かも知れません。
お屋敷や邸宅の広さ、蔵の数、庭の造りや配置、四阿や石燈籠の数など、雨の中の庭めぐりを楽しみました。