
昔 「 兼高かおる世界の旅 」 というTV番組があって、ずっと見ていた記憶があります。
番組のナビゲーターを務めた兼高かおるさんは、いつも丁寧で綺麗な日本語を話される方で、上品な明るい
笑顔で、世界中のどこへでも飛んで行って、誰とでも親しく話をする姿が印象的でした。
その兼高さんが、世界の都市の中から 「 20都市 」 だけ選んで、その街にまつわるご自身のエピソードを
綴った本です。
複数の街が出て来るのは、アメリカ ( サンフランシスコ、ニューヨーク、ニューオリンズ ) とイタリア ( ヴェネ
ツィア、ナポリ ) だけ。他にもいろいろな街がある中で、ここだけは外せなかったのかも知れません。
「 あとがき 」 に出て来る 「 旅は貴方のルネサンスです。」 という言葉印象的で、どの街の話題も空気感や
匂いまで漂って来るようで、旅心をくすぐられました。
【 2014年3月16日 読了 】