
<8月28日>
秋田県北秋田郡上小阿仁村。
秋田県の中央部に位置し、人口2,400人余り、平成の大合併でも周辺との合併を選択せず単独での生き残り
を目指した数少ない村です。
村を貫通する国道285号線の沿線に、8月から黄色の目立つ看板があちこちに立てられました。

秋田県で最も人口が少なく、最も高齢化、過疎化、空洞化が進んでいるこの村で、アートイベントが開かれる
ようになって今年で3年目を迎えます。
8月28日、この日はたまたまこの村の近くへ行く用事があったので、開催中のイベントを見て廻ることにしま
した。
国道沿いの 「 八木沢会場 」 の看板だけ写して、3ヶ所で開かれているうち、最初は別の会場から。

村の中心部、役場や公共施設、道の駅などが集まる 「 小沢田地区 」 の会場から見ることにしました。
統合で廃校になった旧小沢田小学校の正門を入ります。

旧小沢田小の周辺には、285号線に沿って黄色い幟が並んでいました。
この黄色の看板や幟がイベントの目印。

正門を入ると左側に相撲場があります。
その前に白いものが、まるでバラ撒いたように散らばっていました。

小さな白い風車です。
「 風花 」 という立派なアート作品。黄色い幟や看板と共に、この白い 「 風花 」 も各会場のあちこちにあって、
イベントのシンボル的存在になっています。
『 KAMIKOANI プロジェクト秋田 』 は2012年、新潟県越後妻有地区で行われた 「 第5回大地の芸術祭
越後妻有アート トリエンナーレ2012 」 の飛び地開催として開催されたのが、そもそもの始まり。
さて、3回目を迎えた今年は、会場も3つに増え、果たしてどんな作品が並んでいることやら・・・。今日から、
順次、いつもの通り不定期に紹介して行きます。