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<5月4日>
 
 新潟県村上市。「 鮭といで湯の城下町 」 の街巡り。
 
 「 㐂っ川 」 の店内から町屋の建ち並ぶ街道を歩いて、芭蕉ゆかりの 「 井筒屋 」 で小休憩、黒塀小路を
 
通って 「 浄念寺 」 境内を散策し、「 うおや 」 に立ち寄って、再び街道の通りに出て来ました。
 
 「 㐂っ川 」 の隣りも古い趣のある建物です。「 大洋盛 」 の四斗菰樽の上には茶色に色づいた 「 酒林 」。
 
 暖簾をくぐって店内に入ってみました。
 
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 「 益甚 」 という酒屋です。
 
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 建物は文化庁の登録文化財。
 
 お隣の 「 㐂っ川 」 にひけを取らない雰囲気。
 
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 ここにも人形が飾られていて、奥まで見学できるようになっていました。
 
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 店の中には、まだ新しい緑色の 「 酒林 」 があります。
 
 この時期に作ったとは思えないので、店の外にあったのと同じ昨年の秋に作ったものが、室内なので色の変化
 
が起きていないため・・・と思われます。
 
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 「 槽 ( ふね )」 もありました。酒を搾るための器具。
 
 酒林が下がっていて、槽もあるとなれば、どう考えてもここの店は酒造りをしていたと想像できます。
 
 そこへ出て来た年配の男性・・・社長のようでした。
 
 “ 珍しいですね、「 槽 ( ふね )」 は殆んど見かけなくなった・・・。” と声を掛けたら、嬉しそうに反応してくれ
 
ました。
 
 “ ウチは、昔、造り酒屋だったですよ!その頃の名残です。そこにレッテルの見本もあります。”
 
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 越後國 村上町 益田甚次郎 醸造
 
 「 益田鶴 」 ですね。「 田 」 の文字は後ろに赤くデザイン化されています。
 
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 さらに奥にも行けるようになっているようでした。
 
 昔ながらの造り酒屋の佇まいが、色濃く残っています。
 
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 店頭にも昔の名残がありました。
 
 「 益田鶴 」 の大きい徳利。現在は 「 大洋盛 」 に統合して別の場所で酒造りを行っているそうです。