
<3月17日>
視察研修で訪れた山形県上山温泉。
研修会終了後 「 彩花亭 時代屋 」 のご主人の運転で、かみのやま温泉街を案内してもらいました。
ここの温泉郷は、もともと上山城を中心に栄えた町で、市内には地区ごとに、湯町、十日町、新湯、高松、
葉山、河崎、金瓶など数多くの温泉があり、これらを総称して 「 かみのやま温泉 」 と呼んでいます。
時代屋や 「 古窯 」 があるのは葉山地区、バスはそこから丘を下って旧市街に入り、ひととおり廻ってもらい
ました。
武家屋敷通りから坂道を下って来ると 「 湯町 」 のあたり。「 五助旅館 」「 いせや 」「 月の池 」 といった旅館
が並んでいますが、廃業した建物も多く、ちょっと淋しい感じ。

その湯町地区の中にある 「 足湯 」 と 「 鶴の休石 」。ここが、上山温泉発祥となった源泉だそうです。
ここの温泉は、別名 「 鶴脛の湯 」 と呼ばれ、長禄2年(1458年)、肥前の国 ( 現在の佐賀県 ) の月秀と
いう旅の僧が、沼地に湧く湯に一羽の鶴が脛を浸し、傷が癒えて飛び去る姿を見かけたのがはじまりといわれて
います。「 鶴の休石 」 は、その鶴が休んだ石だとか。
開湯555年というのは、その伝説の発見から数えた数字です。

くねくねと坂と細い道を下って、メインストリートに出て来ました。
商店街となっている道路は、夕方5時頃ですが、人通りは殆んどありません。

メインストリートのど真ん中にあるのが 「 カミン 」。
地元資本の共同店舗という雰囲気です。苦戦しているように見えました。

上山市まちづくりセンター 「 ござってい 」。
「 カミン 」 といい 「 ござってい 」 といい、これまた見るからに全国各地にありそうな一般公募で付けられた
施設名と思われます。看板が隠れて見えず、寂しい印象は免れません。

中心部からちょっと離れた高台が葉山地区へ戻って来ました。
こちらは蔵王連峰を見渡せるロケーションの良さが売り物です。