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<2012年11月12日>
 
 晩秋の十和田湖周辺巡り。
 
 宿泊先の、秋田県鹿角市、大湯温泉 「 ホテル鹿角 」 をチェックアウトし、この日私は仕事です。付き合せる
 
わけにも行かないので、妻は先に帰すことにしました。
 
 列車で帰る妻を送って、JR花輪線十和田南駅へ。
 
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 無人駅ではありませんが、無人駅に近い雰囲気です。
 
 平均すると、2時間に1本ぐらいしか走っていません。妻は、9時16分発の大館行。
 
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 駅前はバス乗り場になっていますが、この時間は誰もいません。
 
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 バスは、小坂行きと花輪行き。こちらは、1時間に1本ぐらいあるので、JRより本数が多い。
 
 もう一つ、バスの時刻表の下にも時刻表があります。「 たんぽこまち号 」 の時刻表。何ともベタなネーミング
 
ですが、十和田南駅と四の岱を結ぶ循環バスで、運行するのは 「 土・日・祝日と年末年始のみ 」。期間限定
 
もここまで来ると徹底しています。基本的に、平日にこのルートを利用する人はいない・・・ということ?
 
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 こうしてみると、JRに比べてバス路線がヤケに充実しています。
 
 ここの駅を基点にして、バスに乗る人が、そこそこ多い証拠でしょうか。
 
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 バス乗り場から駅舎の横を抜けると、ホームが見えます。というか、そのままホームに行くこともできます。
 
 実はここの駅は、終点でもないのに、線路が行き止まりになっているのが最大の特徴。
 
 見えているホームの手前が上り ( 盛岡方面 )、向こう側が下り ( 大館方面 )ですが、列車は上りも下りも
 
右側から入って来て、また右側へ出て行きます。つまり 「 スイッチバック 」 する駅。
 
 箱根登山鉄道のような急坂を登る路線にはありがちなスイッチバックが、十和田南駅では平地で見られます。
 
 なぜこのような形になったのかは、どうやら歴史を遡る必要がありそうで、どうやら、かつてはこの駅の先に
 
さらに線路を延ばす計画があったためと言われているようです。
 
 静止画像だけでは、分かりにくいでしょうから、動画で・・・。
 
     

 右側から手前のホームに入って来たのが、9時20分発上り盛岡行き、そして出て行くのが9時16分発下り
 
大館行きで、これに妻が乗っていました。
 
 鉄道ファンにとっては、面白い駅のひとつになると思います。
 
 昨年の11月11日から12日にかけて、晩秋の十和田湖周辺を一泊二日で巡りました。
 
 一番の目的は、11日に小坂町の芝居小屋 「 康楽館 」 で行われた、「 桂三枝改メ桂文枝襲名披露公演 」 を
 
見ることで、その後冬籠りの準備が始まった十和田湖を一周し、大湯温泉に投宿するルート。
 
 久しぶりの十和田湖は、紅葉が最終盤を迎えており、人は疎らで、しっとりと落ち着いていました。華やかさや
 
賑やかさはないけど、こんなときの十和田も悪くないという感想です。                     【 FIN 】