
<11月11日>
秋田県小坂町。移築も復元されずに現在も使われている木造芝居小屋としては、日本最古の 「 康楽館 」。
1910年(明治43年)の創建ですから、102年目。
100年以上の風雨に耐えて来たとは思えない、スッキリとした瀟洒な建物です。

この日、ここで行われたのは、「 三枝改メ 六代目 桂文枝 醜名披露公演 」。
開演前から、すでに長蛇の行列でした。

入口で、もぎりされ、ビニール袋を渡されて、靴を脱ぎ、素足で中へ入ります。
木造で天上が低く、狭い空間。

入口正面には、小さなガラスケースに歴代の記念品が飾られ、その上には扁額もありました。
今年の正月に浅草へ行き、中村勘三郎さんの 「 平成中村座 」 を見て、その昔の芝居小屋の雰囲気を堪能
しましたが、ここはそれより一回りも二回りも小さく、レトロ感満載です。

この日のプログラムが、貼られていました。
吉本興業のふるさと芸人「桂三若」さんがトップで、「 桂文華 」「 月亭八方 」~口上~「 ザ・ぼんち 」 と続き
「 桂文枝 」 さんが登場するのは2時間以上あとです。
“ でも、コレ・・・あれっ?”

事前にもらっていたチラシと、ちょっと違います。
「 月亭八方 」 さんではなく 「 林家染丸 」 さんだったはず。どうやら、ピンチヒッターのようです。