イメージ 1
 
<8月14日>
 
 皆川親子 ( たぶん ) の好対照作品を見て、順路は、もう少し集落の奥の方へ。
 
 田んぼの畦道の向こうに、柱のようなものが並んでいます。これも作品。
 
イメージ 2
 
 芝山昌也作 『 変容-はさがけ- 』 という作品名が付けられています。
 
 たぶん、稲を天日で乾かすときに使われているものだと思います。刈り取った稲の乾燥方法は、全国各地で
 
いろいろなやり方があります。稲刈り後の時期に列車で旅をしたりすると、地域によって全然異なる、稲の干し方
 
を見るのも楽しいもの。
 
 壁のように一面に並べたり、植木のようにこんもり形を整えたり、櫓を組んでカーテンのように吊るしたり・・・、
 
ここ秋田県上小阿仁村八木沢集落の場合は、どうやらこの柱のようなものにぶら下げるようです。
 
イメージ 3
 
 何の変哲もない、天日干し用の杭が、芸術作品になります。
 
 山里に溶け込むように並んだ姿も、見ようによっては確かに芸術的。
 
イメージ 4
 
 今回の 「 KAMIKOANI PROJECT AKITA 」 の幟にも描かれていて、イメージテーマにもなっています。
 
イメージ 5
 
 鑑賞ルートの順路は、橋を渡って、さらに奥へと続いていました。
 
 この木造の橋、これは作品ではありませんが、こんな当たり前のものまで芸術的に見えて来るから不思議
 
です。
 
イメージ 6
 
 橋を渡り切って、後ろを振り返ると・・・見えます。小さく遠景になって、風景に溶け込む木杭の列。
 
 『 変容-はさがけ- 』