
<7月15日>
宮古市から山田町に入り、津波で破壊された防潮堤を目の当たりにし、あたり一面何もなくなってしまった陸中
山田駅周辺から、さらに国道45号線を走って行くと、ユニークな看板を見つけました。
国道から左折した道路をまたいで、クジラが2頭笑っています。
太平洋に突き出た半島の根元のあたりにある 「 船越家族旅行村 」 の看板です。

クジラの看板につられて、もう少し奥へ行ってみると、仮設の 「 かき小屋 」 がありました。
浦の浜海水浴場の近く、このあたりも津波の被害が大きく、「 鯨と海の科学館 」 は壊滅状態、周辺も復旧
工事が進められていました。

「 かき小屋 」 ですが、メインの牡蠣は夏の期間はお休み。
素朴な手書き看板にあったのは 「 焼魚定食 」 と 「 煮魚定食 」 のみでした。

海辺の近く、白い壁に囲まれたところは 「 廃棄物処理ヤード 」、つまり瓦礫置場です。

壁の中の瓦礫は、細かく粉砕された状態にはなっていますが、まだ大きな山の状態。

瓦礫処理の過程が紹介されていました。
「 粗選別 」 から 「 粉砕 」 し、さらに 「 選別 」 されます。今は最終の選別が終わって、処理を待つのみ。
ところが、その最終処分が遅々として進んでいないことが分かります。