
<1月6日>
「 富士箱根伊豆国立公園、東海自然歩道 ( のうちの ) 青木ヶ原自然歩道 」 という表示。
「 東海自然歩道 」 って、どこからどこまで?という疑問が沸きます。調べてみると、驚くなかれ、東京の八王子
から大阪の箕面までなんですね。
正確には、八王子市の 「 明治の森高尾国定公園 」 から箕面市の 「 明治の森箕面国定公園 」 まで、11の
都府県、約90市町村にまたがる全長約1,700kmにおよぶ超長距離の自然歩道だそうです。ここはその一部。

チケット売場の横に飾ってあった 「 森のエビフライ 」。
綺麗に並べると、本当にエビフライのように見えてきます。松ぼっくりですね。作ったのはリスやネズミらしく、
松ぼっくりを食べて芯を残すため、この形になるとか。

自動販売機でチケットを買い、入場カウントのバーを押して中に入ります。
ここで風穴への入場者を一人ずつ自動的に数えていて、帰りもカウントすることで戻ってこない人をチェック
しているものと・・・思われます。
そういう仕組みなので、わざわざ 「 ひとりずつ 」 が赤文字で強調されていて、数が合わなくならないように
している・・・と思われます。

入口ゲートから中へ入ると、周囲には溶岩が作った奇形があちこちに見えてきます。
富士山の噴火は、貞観噴火 ( 864年 ) と宝永噴火 ( 1707年 ) が大噴火として有名ですが、その他にも
何度か噴火活動がありました。そう考えると、いまでもここは 「 活火山 」。宝永大噴火以来300年余りを経過
して、いつまた噴火するか分からない・・・とも言えます。

青木ヶ原ができたのは、貞観噴火のときですから、今から1,100年以上も前のこと。
このときに、大きな湖が堰き止められて、西湖、精進湖、本栖湖ができました。そのときの溶岩の流れの痕跡
とその後の樹木の繁り方で、青木ヶ原という独特の地形が形作られてきたことが分かります。

富岳風穴の入口まで来ました。
ここからは何故か左側通行。理由は分かりません。