
<1月6日>
山中湖からほど近い場所にあった 「 忍野八海 」。
富士山の雪解け水が、何十年もの年月をかけて地中を通り、濾過されて湧き出ている湧水群です。とにかく
水の綺麗さには、驚きました。
メインの 「 湧池 」 に隣接した売店の駐車場に車を止め、少々うるさいぐらいおせっかいのオジサンから、
やたら簡単な見取り図をもらって 「 八海巡り 」 に出ました。
湧池の隣りは 「 濁池 」。その池の中に、さらに池がありました。

画像では、なかなか伝わりませんが、水深は8メートル。「 中池 」 です。正式には濁池の一部。
その底が手に取るように見えています。何の魚かは分かりませんが、気持ち良さそうに泳いでいます。

思わず 「 投げ銭 」 をする人がいるんでしょうね。
神聖なものや、泉には 「 投げ銭 」 がつきものです。ただし、ここでは罰金1,000円。
中国語では 「 一千日円 」 になるようです。

この時期、忍野八海周辺は大規模な工事中でした。
集中豪雨でやられたときがあったそうで、護岸を強化する工事か、排水を良くする工事でしょうか。工事現場の
オジサンに、“ いい、天気ですね!” と声をかけたら、
“ 今ごろの時期が ( 富士山が ) 一番良く見えるんだよ!できれば、もっと朝早く来ればいいのに・・・!”
と言いながら、ビュースポットをさりげなく教えてくれました。

「 鏡池 」 です。一見、水たまりかと思うほど、小さい池。
オジサンが教えてくれたのは、そこに映る富士の姿でした。“ おおっ!見える見える!映ってる!”

近寄ってみれば、真っ白に雪化粧した富士山の頂上付近が、綺麗に池に映っています。
風があって波立っていたり、雲がかかって山頂が隠れていたり、光線の具合で反射しなかったり・・・自然の
小さな池に、あの雄大な富士の姿が映るのは、ちょうどいいタイミングがあるそうで、私たちはたまたまそのいい
タイミングのときに通りかかったようです。
「 鏡池 」 に映る 「 鏡富士 」。