<1月5日>
小田原駅から、小田急線 「 箱根湯本 」 行き普通列車に乗って、いよいよ箱根の山を目指しました。イマイチ
分かりにくかったのは、どここらどこまでが小田急電車なのか箱根登山電車なのか・・・ということ。ゴッチャに
なっている面もあるようです。
小田原駅を出発した電車の最後尾から見ていると、線路の複雑な軌道がよく分かります。これが、二つの線の
分かりにくさの象徴で、よぉーーーく見ていると一部レールが3本になっている部分がある・・・はず?
「 鉄男 」 的に言えば小田急線は狭軌のレール、箱根登山鉄道は標準軌のレールで、レールの幅が違うため
3本になっているということのようです。先日のNHKの 「 ブラタモリ 」 でやっていました。レールの幅の違いの
ため、3本になっているのは、箱根登山鉄道と秋田新幹線だそうです。
途中で小田急のロマンスカーとすれ違いました。
これを使えば、新宿~箱根湯本間が約1時間30分。そう考えると箱根は近い。

箱根湯本の駅までは、ものの20分ほど。ここから先、宮の下や強羅方面へ行くには乗り換えます。
9時頃には着いた私たちは、一旦降りて、駅のあたりを歩いてみることにしました。

駅舎は新しく、とっても綺麗な駅でした。
小田原・新宿方面と、強羅・早雲山方面への電車がひっきりなしに出たり入ったりしています。

右下のアーチ型に切り取られている部分がホームです。

道路をまたいでいるペデストリアンデッキから見ると、左側に5つに切り取られたホームのアーチ、眼下を走る
のは国道1号線です。
この眺め、箱根駅伝で見かける構図ですね。このときは1月5日ですから、つい2~3日前に、この道を選手
たちが駆け抜けて行ったことになります。ここの区間は5区と6区。小田原中継所でタスキを受けた選手が、
往路のゴールである芦ノ湖湖畔を目指して箱根の山登りに挑む区間であり、翌日は逆に山を下ってくる区間。
今年の往路では、山のスペシャリスト東洋大の柏原選手が先頭で走り抜けた場所です。

後ろを振り向けば、箱根の山が見えます。
右側は乗り継いだ箱根登山電車が、日本一の急こう配に挑む線路。真ん中は、箱根駅伝の選手が、いよいよ
本格的な山登りに挑む道路、左側のお店の裏側は、芦ノ湖に源を発して相模湾へと流れ下る早川の急流です。

その早川に、橋が掛かっていました。
「 あじさい橋 」。歩行者専用の朱塗りの橋を渡って、対岸を目指しました。