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<9月27日>
 
 青森県八戸市、東日本大震災の津波で甚大な被害を受けた街で開催された、全国中小企業団体中央会
 
主催 「 農商工連携人材育成事業 復興支援セミナー 」。
 
 初日は、中小企業庁K企画官の全体講話を聞いたあと、総勢100人近くの参加者が現地視察へ。
 
 「 北日本鍍金 」「 八食センター 」「 八戸造船 」 の3ヶ所を廻って、被害の大きさを改めて知ることができ
 
ました。被災という重い重い荷物を背負いながら、懸命に復旧&復興に向かっている姿に胸を打たれ、改めて
 
自分自身に何ができるのか・・・を問い直すことができました。
 
 ホテルに戻った一行は、夜は夕食を兼ねた立食パーティーで懇親を深めました。私もできるだけテーブルを
 
回り、全国各地で農商工連携事業に取り組む多くの方々と知り合うことができました。
 
 懇親会終了後は、地元から参加したメンバーたちと、繁華街へ・・・これもまた支援です。行った店は、肴町に
 
ある 「 わが家 」。オリジナルのお酒を呑みながら、話が弾みました。
 
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 「 わか家 」 に行ったら、コレ!「 せんべい汁 」 です。女将さん自ら、丁寧に丁寧に、心を込めて作ってくれ
 
ました。実はこの店、私は1年半ぶりに訪れました。
 
 昨年3月、みぞれの降りしきる八戸の街を訪ねたのは、商店街視察のため・・・。そのとき案内役をしてくれ、
 
大変お世話になったのが、ここの女将さんでした。そのときの御礼もかねての再訪問。お互い、久々の再会を
 
喜び、女将さんは他のお客様そっちのけで、私たちの横ですっかり話し込んでしまいました。
 
 元祖に近い 「 せんべい汁 」 は、ダシからこだわった逸品。「 B級 」 どころか 「 超A級 」 の味です。
 
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<9月28日>
 
 翌日は、朝からセミナーの総まとめ。
 
 長崎県島原市の 「 たかき製麺 」 高木社長から、普賢岳火砕流からの復興の苦労話を聞き、日本農業法人
 
協会の紺野専務理事から、復興に必要な支援策に関する切れ味の良い話を聞き、その後は分科会へ。
 
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 私が希望したのは第Ⅲ分科会、テーマは 「 受講修了者の人材活用策 」。
 
 「 食と農研究所 」 の加藤先生がコーディネーターを務め、「 青森PR居酒屋 『 りんごの花 』女将 」 の坂本
 
さん、静岡県 「 クリーンティ松野 」 の箕輪さん、「 長崎県中小企業団体中央会 」 の山田事務局長さんが、
 
パネリストとして事例発表を行い、活発な議論が交わされました。
 
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 昼食休憩を挟んで2時間30分の分科会でしたが、時間が足りなくなるほど。
 
 参加者の皆さんから、全国各地で展開している様々な活動の紹介、直面している課題や問題、それに対する
 
意見やアドバイスなど、有意義な話し合いがもたれ、最後は加藤コーディネーターが総括して終了。
 
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 全体会では、他の分科会の討議内容も発表されました。
 
 第Ⅰ分科会は 「 被災地でも活用できる新たなビジネスプランについて ~農商工連携による取組み~ 」
 
 第Ⅱ分科会は 「 東北地方の特産品を活かした農商工連携による新商品開発について 」
 
 それぞれ、実りの多い討議となったようです。参加者一同 「 再興 」「 復興 」 を誓い合った一日となりました。
 
 
 たった2日間とはいえ、実に収穫の多いセミナーとなりました。
 
 被災地の現場に初めて立ったときの 「 空気 」、全国各地の方々と語り合った 「 再興への想い 」、夜の八戸
 
での 「 わが家 」 の女将Kさんとの 「 再会 」。
 
 これから先も、ずっと繋がり続けながら、情報交流をして行くかも知れない多くの方々との出逢いがあり
 
ました。ありがとう八戸、頑張ろう八戸・・・またいつか訪ねたいと思っています。               【 FIN 】