
<11月5日>
白石ICを降りて、亘理町を通り、国道4号線から岩沼市へ入り、海岸近くまで来ました。新浜です。
新聞やテレビで報道されている通り、「 ある一線 」 を境に風景が全く変わります。津波が到達したところと
かろうじて難を逃れたところ。
残った家屋もブルーシートでふさがれ、周りの草も枯れた状態、人の気配が全くしません。

凄惨な風景の中を車を走らせ、海岸へ向かって行けるところまで行ってみました。
「 通行止め 」 の標識があって、その向こうは瓦礫の山です。

ロープが張られていて、本当の海岸線までは行けません。
大きな土嚢を積んで並べ、延々と堤防が築かれています。「 立入禁止 」 にしたのは、その堤防を傷つけて
穴を開ける人がいるため・・・。ただのイタズラなのか、記念に持って行こうとするのか、それにしても心ない人
がいるものです。マスコミ報道では、どちらかというと悲惨な話しや美談が多く語られるケースが多いようですが
現場では、こういった 「 悪事 」 も多々発生していることが分かります。残念なことです。

ここ岩沼市新浜の松林は、いくらか残っていました。

松林の近くへ行ってみると、実際はかなりの木がなぎ倒されていて、残っている方が珍しいのが実状。

「 お願い 」 看板が倒れたままになっていました。
もともとは、緑に溢れた松林が続いていた風景だったと思われます。それが、茶色の風景に一変していました。