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<9月27日>
 
 八戸市中心部の複合施設 「 はっち 」。2階は、八戸名物のオンパレードです。
 
 うやうやしくガラスケースに納められているのは、八戸のある南部地方で昔から食べられて来た料理や昔の
 
道具・・・などの精巧なミニチュア。
 
 触られたり、いたずらされたり、盗まれたりするのを防ぐ目的でしょうが、この展示、まるで博物館のようです。
 
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 「 南部煎餅 」 の展示。一見本物に見えますが、全て造り物、偽物、食べられません。
 
 南部煎餅といえば、何となく盛岡が本場のような気がします。でも、実はこちら八戸が本家本元。八戸南部氏
 
が15世紀に食べたのが始まりだそうです。
 
 これが青森県の西側、津軽藩へ行って 「 津軽煎餅 」、お隣り岩手県へ行って 「 盛岡煎餅 」 になった由。
 
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 これもミニチュア。八戸を代表する祭りのひとつ 「 えんぶり 」 の様子です。
 
 2月17日の朝、長者山新羅神社に集合する 「 えんぶり組 」 の様子を表現しています。「 えんぶり 」 は、
 
舞のときに振られる飾りのついた棒が、農耕用具の 「 柄振 ( えふり )」 に似ていることからつけられたもの。
 
 もともとは、真冬の小正月行事として行われた縁起の舞です。
 
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 その 「 えんぶり 」 を和紙で表現した人形もありました。
 
 【 風流のはじめや奥の田植唄 】・・・芭蕉の句にも残されている伝統行事は、800年の歴史を引き継いでいる
 
そうです。
 
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 五穀豊穣を祈る 「 八戸えんぶり 」、日本一といわれる山車がパレードする 「 八戸三社大祭 」 といった八戸
 
の祭りを紹介する映像ブース。
 
 年配の男性が一人、繰り返し繰り返し流れる映像に見入っていました。一緒に並んで鑑賞するには、いささか
 
入りにくい空気が充満しており、ブースの外から眺めていただけ・・・。
 
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 角には飲食ブースもありました。
 
 一番目立つのは 「 サバだしラーメン 」 450円、他に 「 日替りランチ 」 500円、「 煮干しだしラーメン 」 450
 
円、「 せんべい汁 」 350円など。どうやら、八戸のラーメンは魚介だしのあっさり系が主力のようです。
 
 飲食&売店は、この日は休業。
 
 以上、八戸名物の数々の展示と、以前紹介した 「 ウミネコの卵揚げ 」 がメインの 「 揚げ立てうみねこキッ
 
チン 」 や視聴覚ルームなどで構成されているのが、「 はっち 」 の2階フロアでした。
 
 基本、観光客向けでしょうね。地元の人は、わざわざ見には来ない ( よほど暇な年配の方は別ですが・・・)。
 
ただ、疑問に思ったのは、“ 八戸って、そんなに観光客が来る街なんだろうか?” ということ。