
<9月27日>
八戸市中心部 「 八戸ポータルミュージアム はっち 」 5階まで来ました。最上階です。
雑然とした広いフロアで、何やら作業しているのは外国人の方。奥には小部屋がいくつもあって、これまた
ワイワイガヤガヤ何かを作っています。
部外者には非常に入りにくい空気が充満してしました。“ あんた誰?” みたいな視線で見られると、スゴスゴ
と退散せざるを得ません。

一気に3階へ降りて来ました。
ここも、行政の施設にありがちな郷土の偉人コーナー、題して 「 八戸の忘れ得ぬ人々 」。
最初が 「 安藤昌益 」、以下初めて聞く名前の方々がパネルと写真で延々と紹介されていました。

「 吉田初三郎 」 さんという方の功績も、細かく紹介されています。
鳥瞰図を描くことで有名な人らしく、八戸市の種差海岸を描いた鳥瞰図が展示されていました。
この八戸市ゆかりの人々の展示、かなりのスペースを取って、かなり ( と思われる ) の金額を使って、詳細な
説明がなされています・・・が、一体誰がこれを見るんだろう?という疑問。
少なくとも、9月27日(火)午前10時30分頃、これを見ている人は、私一人しかいませんでした。

八戸ゆかりの人々の展示の奥では、オバサンたちの賑やかな会話が聞こえて来ます。
「 りんごの木 」 と表示された 「 食のものづくりスタジオ 」。惣菜やおにぎりを作ってパックに入れ、即売して
いる場所です。3階に・・・?一体誰がこれを買うんだろう?という疑問。

道路に面した側は、まるで割烹の小上がりの様な、木の香も香るような真新しい和室になっています。
30畳以上ありそうでした。
一体誰がここを使うんだろう?という疑問。

和室の裏側、バックヤードスペースには、明るい陽光が降り注ぎ、予備のテーブルや座布団が積まれていま
した。
「 はっち 」 の施設設置主体は、おそらく八戸市でしょうね。運営は直営なのか、指定管理なのか、三セク
なのか・・・。いずれにせよ、建設には用地取得費も含めて数十億単位のカネがかかっていると思われます。
立派な施設です。市民サークル等には、そこそこ利用されているようです。とはいえ、維持管理費に一体
どのくらいのランニングコストがかかっているんだろう?と考えれば、どうなんでしょうねこの建物。
人気のない空間を巡りながら、そんなことを考えておりました。