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 最近忙しくて、ゆっくり本を読む時間が取れていません。
 
 そんな中でも、割と気楽にすんなり読み終えたのが、小阪裕司著 『 お客様の 「 特別 」 になる方法 』、
 
角川oneテーマ21新書。
 
 サブタイトルは、「 リレーションシップ・キャピタル 」 の時代。
 
 昨年秋に、著者の小阪さん自身の講演を聞く機会に恵まれ、そのときの話を主体に書かれた 『 「 買いたい!」
 
のスイッチを押す方法 』 を暮れに読みました。
 
 今回は、その続編。
 
 ◆「買いたい!」を生むもうひとつの動機
 ◆絆が生む9つのベネフィット
 ◆絆を求める脳と利他的行動
 ◆企業との間に絆が生まれるには
 ◆絆を生み育むための具体的な方法
 ◆絆が変えていくビジネスの未来
 
 という章立てになっています。
 
 不況でモノが売れない・・・と言うけれど、本当にそうか?という疑問符に始まり、そもそも、人がモノを買うって
 
どういうこと?という心理学的側面からアプローチをしたのが前著。
 
 ひとことで言えば、前著では、「 買いたい!」 のスイッチを押さなければ人はモノを買わない。本著では、
 
せっかく買ってくれたお客様を離さないためには 「 絆づくり 」 が必要・・・ということです。
 
 いまの時代、「 絆 」 は企業の重要な資本の一つだという認識をすべきで、そのことを称して著者は 「 絆資本
 
( リレーションシップ・キャピタル )」 と呼んでいます。
 
 具体的事例を挙げて、その理由や根拠を分かりやすく、楽しく説明してくれる小阪さん。今回も、とても良く理解
 
できました。
 
                                                    【 2011年6月1日 読了 】