
『 添乗員ヒミツの参考書 魅惑のスペイン Espana 』 紅山雪夫著、新潮文庫。
スペインは、地方ごとにすごく郷土色が豊かな国・・・というプロローグで始まる、スペイン紹介の本です。
「 歴史のあらすじ 」 から入って、
Ⅰ マドリードとカスティーヤ・イ・レオン地方
Ⅱ トレドとラ・マンチャ地方
Ⅲ アンダルーシア
Ⅳ バルセロナ、バレンシアとマリョルカ島
4日に成田を発って、11日に帰国するまで、ずっとスペインを廻って来ました。ちょうど、この本で紹介されて
いるのとは逆のコースを辿って・・・。つまり、バルセロナに入って、最後はマドリッドから帰って来るコース。
トランジットを含めれば15時間近くかかった行きの飛行機の中で、退屈しのぎに読み終えました。
日本人の良く行く観光コースを辿りながら、「 裏話 」 や 「 あまり知られていないエピソード 」 などが
ふんだんに盛り込まれています。サブタイトルにある 「 添乗員ヒミツの参考書 」 の意味が何となく分かります。
ツァーを引き連れながら、あちこちで説明をしてくれるツァー・コンダクターの方々が、ここまで知っていれば、
さぞかし面白いだろう・・・という話題満載。
私の場合、読後に現地入りしましたが、忙しいスケジュールでは、なかなかここまでは確かめることは
できませんでした。いつの日か、もう一度スペインを、「 ゆっくり 」 訪ねる機会があれば、再びこの本にある
ようなキメ細かな街歩きを楽しみたいと思います。
【 2011年1月5日 バルセロナへ向かうスイス航空機内にて読了 】