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 これは、面白い本です。
 
 小阪裕司著、『 「 買いたい!」 のスイッチを押す方法 ~消費者の心と行動を読み解く 』 、角川ONEテーマ
 
21新書。
 
 ◆売れないのは商品や価格のせいではない
 ◆消費者の7割以上は何を買うか店頭で決めている
 ◆店頭で客の行動のシナリオを描け
 ◆客の欲しがるものがわかるようになるには
 ◆現代の消費者が本当に買いたいのは「未来の私」
 ◆消費者の「今」と「未来」をチューニングせよ
 
 人が買い物をするときの心と行動のメカニズムを解明しようとしています。その話の展開の仕方が面白く、冒頭
 
からグイグイ惹き込まれて行きます。
 
 人がモノ ( サービス ) を買うときには二つのハードルがある。一つ目は 「 買いたい 」 か 「 買いたくない 」
 
か。二つ目は 「 買える 」 か 「 買えない 」 か。
 
 少なくとも一つ目のハードルを越えない限り、モノは絶対に買ってもらえない・・・。けだし、その通り。それを
 
具体例を交えながら解説して行くので、面白おかしく、一気に読み進めます。
 
 売上が伸びない、お客様が来てくれない、不況だ、景気が良くない、政治が悪い・・・etc。売れない要因やグチ
 
は良く耳にしますが、売れている店は相変わらず売れ続けています。「 売れない!売れない!」 と嘆いている
 
アナタ、売上が伸びない本当の原因は、『 お客様の 「 買いたい!」 のスイッチを、押せていないから・・・』 なの
 
では?                                                  【 2010年12月20日 読了 】