
滝の頭水源地名物の 「 円形分水口 」 です。
中心部に湧き出した清水が、その外側の部分に一旦溜まり、壁の穴から外へ出ています。
どうしてわざわざこんな形を考えたんだろう・・・?
壁の穴から噴出した水は、いくつかの方向に向かって流れ出して行きます。たぶん近くの集落単位に水を
供給しているんでしょうが、昔の人は知恵がありますね。
一本の流れを、ストレートに何本かに分岐すれば、流れる水量に不均等が生じる可能性があります。そこで
一旦 「 円形 」 の部分に貯えてから均等に開けられた穴から外へ流すことで、水量が均等になる・・・という
仕掛けのようです。
水を巡っては、古来から争いが絶えませんでした。古の人たちが考えた、素晴しい発明品です。