
「 寄り道大好き 」 書庫で連載している金沢行き。その道すがら、読んでいました。
『 超・美術館革命-金沢21世紀美術館の挑戦 』(蓑豊 著)、角川ONEテーマ21新書。
かのルーブル美術館の館長も絶賛したと言われ、有名な作品は皆無の一地方美術館に年間130万人もの
人を集める 「 奇跡の美術館 」 「 にぎやかな美術館 」 の元館長が書き下ろしたもの。
いくつかのキーワードがあります。
【 「 見せている 」 という姿勢から 「 見てもらう 」 という意識へ】
【 敷居の高くない美術館を 】
【 子どもの入館数を増やすこと 】
【 美術館は市民の応接間 】
「 まるびぃ 」 の愛称で呼ばれる、地上1階地下1階、直径100メートル余りの円形、総ガラス張りの建物。
なぜこの美術館にこんなに人が集まるのか・・・。実際私らが行った、雨の土曜日でも、若い人を中心に館内は
相当の人が来ていました。
その理由、タネ明かし、苦労のあとが、この著書を読めば分かります。
私は実物 ( 美術館 ) を見る前に読みましたが、先に実物を見るか、これを読んで事前知識を入れてから
見るか・・・、微妙ですね。基本は、「 まずは実物に触れる 」 でしょうか。
たっぷり時間を取って ( 3時間以上 ) 見ることができるなら読まずに、見る時間があまりなければ読んでから
がいいかも知れません。
美術館を見た話は、「 寄り道大好き 」 書庫でボチボチ・・・。
【 2010年6月26日 金沢行き 「 特急はくたか6号 」 車内にて読了 】