昨日は夕方から、夫婦で落語を聞きに行って来ました。
『 立川志の輔 独演会 』

TVでもお馴染みの噺家、芸のレベルも高い人だけあって、開場と同時に沢山の人が集まりました。
富山県生まれの56歳。落語だけでなく、TV、著作等々幅広い分野で活躍している志の輔さん、明大落研の
出身で、三宅裕司が先輩、渡辺正行が後輩にいるのは有名な話です。

席は、何とココ。前から2列目のど真ん中。
1200人ほど入る大ホールが満員の盛況で、私の真正面に高座がありました。見上げた手の届くようなところ
に志の輔さんがいる感じ。
最初は 「 中板橋ヒルズ 」 というマンションを舞台にした新作落語、次に 「 静岡の田舎の庄屋 」 を舞台にした
古典落語の人情話。
さすがに上手いですね。独特のしゃがれ声、ハスキーボイス、絶妙の間の取り方で、1200人を落語の世界
へ引き込んで行きます。ときには物音一つしない静寂の瞬間があるかと思えば、一転大爆笑になったりと、会場
と志の輔さんが一体になった独演会でした。
“ 本当はもう少し小さい会場でやりたかった・・・ ” と何回か言っていた志の輔さん。たぶん本音だと思い
ます。落語を演ずるには少々会場のハコが大きすぎました。
それでも、立川流新作落語と古典落語の真髄、堪能させていただきました。