秋田市郊外、雄和椿川にある 「 国際教養大学 」。
名門ゴルフクラブの近く、木立に囲まれた静かなキャンパスで今日の午後、とある講演会が開かれました。

D棟、レクチャーホールで開かれた講演会は・・・、
駐日エジプト大使、ワリード・マハムード・アブデルナーセル氏の講演会です。

1962年生まれの47歳。知的な雰囲気を漂わせる、優しそうでキレモノのダンディな大使。
テーマは 「 国際社会の未来と日本の役割 」。母国エジプトを取り巻く国際環境と日本との関係などについて。
国際教養大では、昨年からシリーズで駐日大使の公開講演を開催しています。第1回のイギリスから、
フランス、ロシア、モンゴル、韓国と続いて、今回が6回目。
これまでは、スケジュールの関係で見たくても見られなかったのですが、今日は念願が叶いました。

講演は英語。受付で渡された、同日通訳のイヤホンが頼りです。
エジプトは、そんなに身近な国ではありませんが、パレスチナ、アフリカの内紛など政治的、経済的、宗教的
問題が山積しており、アフリカのリーダー的存在として重要な役割を担っていることを改めて知りました。
1時間ほどの講演のあと、質疑応答。
質問をしたのは6人ほどで、クレオパトラの話、大使としての生き様の話、憲法第9条の話、パレスチナ問題
の話、日本の政治体制の話などなど。大使はそれらの質問にひとつひとつ丁寧に真摯に答えてくれました。
そうそうめったに聞けるような話ではありません。たまにはいいですね、視野が拡がったような気がします。