『 就職迷子の若者たち 』 小島貴子著、集英社新書。
とても分かりやすく、読みやすい本です。
第1章 仕事探し どこから手をつけたらいい?
第2章 働き続けるために必要なこと
第3章 こうすればうまくいく<就活>
大手銀行を退職してキャリア・カウンセラーとして活躍する筆者が、仕事上で出逢った相談事例を
取り上げて、そこから現代就職事情を解き明かして行きます。
これから働こうとする人たちの悩みや迷いを聞いて、アドバイスし、就職へと、背中を押してあげる
キャリア・カウンセラー。「 聞き上手 」 で 「 相談相手の立場に立ったやさしさ 」 が滲み出ている
ような内容です。目線がいいですね。
私が来週相手にするのは高校2年生。今どきの高校生がどんな考え方や価値観を持っているのか、
見当がつきません。それだけ、話の組み立てにも悩みます。
でも結局、自分の経験してきたことを淡々と語って、聴いた人がそこから何かを汲み取ってもらう
ことを期待するしかない・・・かな?と思っています。
「 ああすべき、こうすべき 」 と持論を展開して、説教じみた話はしないようにしたいと思います。