日本という国は「 会社は富む 」が「 社員は貧しい 」、いわば「 社富員貧 」の国。
「 アメリカ人は、将来働かないですむために働く 」
「 日本人は、義務として働き続けるために働く 」
耳に痛い言葉が続きます。
「これほどまでに楽しみ少なく、これほど懸命に働くのは、強制的にか、だまされて働かせる
植民地だけ。」
欧米では、労働=苦痛。日本では、労働=美徳。
ただ・・・そもそもの考え方の違いもあって、いわゆる会社人間が「 悪い 」とか「 哀しい 」
とは一概に言えないと思います。
7ヶ月前までサラリーマンだったわが身を振り返ってみると、私のキャラクターや、して来たことは
どちらかと言えば「 非会社人間 」的だったような気がします。
名実共に「 非会社人間 」となった今、身一つで生計を立てて行くことの厳しさを肌身で感じており、
一方で組織の中にいたときは、どんなに組織に守られていたか、ということも感じます。
とくに社会保険や税金関係の高額さには、少々驚き。
一番の違いは何だろう・・・?
たぶん「 上司も部下もいない 」ことかも知れませんね。人間関係に「 上下 」があまりない。
気楽な反面、自己責任の度合いが大きく、自分を自分で律する必要があります。
組織を離れてみて初めて、組織の良さ悪さが、むしろ良く見えるような気がします。