ということで、改めて観てみました。
公開当時は、「 分かりきったストーリーだから・・・ 」とい理由もあって、観ずにいたもの。
二つを比べてみると面白いですね。同じ「 原作 」でも、こうも違うか・・・と思うくらいです。
日本版の仲代達也演じる東京帝国大教授の方が、ハチ公を溺愛しているような感じ。
一緒にお風呂に入るシーン、台風のときに犬小屋から家の中へ入れてやるシーン、などなど、
「 猫っかわいがり 」ならぬ「 犬っかわいがり 」の様子がよく描かれています。
あと日本版では、教授亡き後、飼い主が転々として、最後は天涯孤独になってしまいますが、
「 運命に翻弄される 」感じ。ハリウッド版では、「 自ら選んで行く 」ような印象でした。
ハチ公の表情は、ハリウッド版が細かく豊かに描かれているようです。そのせいか、ラストシーン
に向かって行くときの表情の変化が、観ている人によく伝わるような気がします。
「 日本的ウエット感 」と「 ハリウッド的ドライ感 」が全編に流れているように感じました。
同じ話の日米比較・・・意外に面白いです。