<3月14日>
第二次大戦の爆撃で廃墟となったドレスデン。
その中で奇跡的に破壊を免れたのが「君主の行列」と呼ばれる壁画。
実際は25,000枚ものマイセン焼タイルでできています。
1127年~1873年の約750年間に渡る歴代のザクセン王が行進する姿を描いたもので、
力強く勇壮な壁画が100m以上続く壮大な叙事詩ともいえます。
現地ガイドから問題…
『この壁画でアウグスト強権王はどこに描かれているでしょう?』。
ヒントを元に探して行くと、ひときわ迫力ある姿で行進していました。
さらに壁画を辿って行くと、歌劇王ワーグナーの姿もあります。
そして最後尾に人影に隠れるように描かれているのが、
この壁画の作者とのこと。
13世紀から営々と築かれたドレスデン城。
一旦爆撃で崩壊されたものの、
市民たちの力で往時の姿そのままに再建されました。
美しく、力強く、雄々しい、ルネサンス様式の城です。