<3月14日>
ベルリンの東側に博物館島(MUSEUMINSEL)という島があります。
川の中州になっているこの島の中には、ベルリン大聖堂、
旧博物館(エジプト博物館)、新博物館、ボーデ博物館といった
博物館群があり、世界遺産にも登録されました。
その中でも代表的なものがペルガモン博物館。
訪れたときはあいにく改装中、建物には足場が組まれ、
外観は見ることができませんでした。
古代都市の遺跡をそのまま館内に移築した博物館で、
「実物」の迫力に圧倒されます。
入館して正面にあるのが、
古代ギリシアのペルガモンのゼウスの大祭壇。
ヘレニズムの傑作といわれる
ギリシアの神々のレリーフで装飾されています。
凹形をした館内。
左側の棟には10mもあろうかというミレトゥスの市場門など
古代ギリシア・ローマのコレクション群、
右側の棟は藍色レンガにライオンの装飾を施した
バビロニアのイシュタール門など古代西アジアの遺跡群、
2階部分にはイスラム文化の展示室があります。
どれもこれも壮大な石造りで、
スケールの大きさと保存状態の良さに驚かされました。