<3月14日>

2日目の午前中はベルリン市内を貸切バスで回りました。
まずは、かのベルリンの壁。

かつて西ベルリンを囲っていたベルリンの壁は、
そのほとんどが取り壊され、いまは一部だけが観光用に残されています。
カラフルに落書きされた分厚く高い壁の前に立つと、

同じ民族なのに隔離されていた当時のことが思われます。
東ドイツの首都ベルリンの中に

西ベルリンだけがポツンと城壁に囲われており、
全く違った生活をしていたことは歴史の不思議さです。
「壁」は壊れるべくして壊れた…ともいえます。

 

次はブランデンブルグ門へ。勇壮で立派な門です。
あのベルリンの壁崩壊の歴史的な日に、

この門をバックにいくつもの花火が打ち上げられたことを思い出します。

門の前後は広大な石畳の広場になっており、
彫刻の真似をして動かない大道芸人たちが観光客の写真におさまっていました。
冷戦時代の象徴である、壁と門。

今になってみれば歴史の遺産に過ぎませんが、
ここにたどり着くまでは幾多の貴重な命が犠牲になったことも事実。
感慨深いモニュメントでした。