慶応4年=明治元年=1868年、
年明けから始まった「戊辰戦争」は、
当時の秋田藩を翻弄して行きます。
5月には奥羽越列藩同盟に加盟、
7月にはこの同盟を脱退、
官軍側についた秋田藩を同盟軍が攻める
秋田戦争が繰り広げられることになります。
歴史の教科書にはほぼ出て来ない史実について
江間伊織という評定奉行の立場から書かれた日記をもとに
時系列的に追って行った研究書です。
「過去を変えることはできないが、過去の意味は変えることができる」
そんな言葉が沁みて来る内容でした。
【2019年6月16日 読了】