ド少女文庫

ド少女文庫

編集者&ライター・粟生こずえによる、少女漫画・小説をはじめ少女ごのみのあれこれを語るド少女魂燃焼ブログです。


テーマ:

高円寺・円盤で不定期開催している
本を紹介するトークイベントのお知らせです。


4日22日(月)@高円寺・円盤
「四度の飯と本が好き」vol.55
20:00スタート(休憩あり、22時ごろまで)
1500円(1ドリンク付)

開催場所「円盤」の地図はこちら


今回のお題は「血族」です。

 

家系…家族より大きい範囲の一族をテーマに、いろいろな本をご紹介します。

(※柳生一族とか吸血鬼の一族とかホビットの一族…などは今回は除外します。あまり範囲を広げすぎると、語りきれないんですよ、経験上)

 

真っ先に思い浮かんだのが『犬神家の一族』(横溝正史)です。

 

遺産相続絡みで次々に起こる殺人事件…。

映画で観たことがある、という方も多いでしょう。

 

遺産相続絡みのミステリをいくつか書いているクリスティからは、『ねじれた家』をセレクト。

クリスティがこれまた得意とする「マザー・グース」ネタも投入されている名作です。

 

山崎豊子の

 

目玉としてオススメしたいのは佐藤愛子大作『血脈』です。

 

 

大正〜昭和の流行作家・佐藤紅録を父に、詩人・サトウハチローを異母兄に持つ著者が、佐藤家の複雑な人間模様を書き切った大河ドラマ。ぶっとい文庫で上・中・下巻とかなりのボリュームですが、とにもかくにも出てくる人々のキャラクターが濃く、ぐいぐい引きこまれます。たとえば佐藤愛子の4人の異母兄たちはハチローを筆頭に全員「不良」と言って然るべき人物なのですが、その「不良」たる様もそれぞれで。家族だからこそ、互いに影響しあって性質が育まれていくのがわかるのも読みどころ。

 

『江分利満氏の優雅な生活』など軽妙な作風で知られる山口瞳にも、『血族』という作品があります。こちらは、著者が自分の出生について長らく持っていた疑問を解き明かしていく物語。

 

そして北杜夫『楡家の人々』。北杜夫と、その父である歌人・斎藤茂吉が医者の免許を持っていたことは周知の通り。本作は北杜夫の祖父からの三代にわたる「斎藤家」をモデルにした小説です。こちらも個性豊かな面々が登場、北杜夫らしいユーモアが随所に表れた作品です。

 

となれば、そもそも北杜夫がこの作品を書くに至ったきっかけともいえる、トーマス・マン『ブッデンブローク家の人々』も当然紹介しなくてはなりません!

 

 

そのほか、取り上げる予定にしているのは…。

19世紀から20世紀にかけての中国激動の時代を生きた3世代の物語、パール・バックの『大地』

エイミ・タンの『ジョイ・ラック・クラブ』は、アメリカに移住した4人の中国人女性の、娘たちの物語。

山崎豊子『華麗なる一族』有吉佐和子『紀ノ川』など。

 

 

テーマを決めた時点で覚悟してはいましたが、今回はかなり長編が多いです。ですが、おもしろさは請け合いの作品ばかり。「読んでみたいな」と思ってもらえるように話せるかどうか、チャレンジの気持ちも大いにあります。

 

(映像化されている作品も多いので、映画やドラマで大筋をつかんでから本を読むのもオススメしたいですね)

 

ですが、当イベントでは繰り返し「本は無理して読むものではない」と言っております。

なので、「長い小説はあまり…」という方のためにも、もうちょっとボリュームの少ない本も用意していきますよ!

 

 

イベント終了後には、紹介した本をその場で販売します(お求めやす〜い古本価格です)。

 

 

せっかく『犬神家の一族』を紹介するとあらば、我が家の「スケキヨ」も連れていこうかな…。

 

これ、頭の中に電球が入ってるライトなんです。

暗くしてスイッチを入れると、暗闇にスケキヨの顔がぼんやり光る…自慢の逸品であります。

 

 

難しい話はナシ、お客さんとのおしゃべりも交えつつ…(ときにはけっこう脱線しながら)楽しく本を語る会。みなさんから「こんな本もあるよ!」と教えてもらうのも毎度楽しみです。

 

興味を持たれた方、お気軽に遊びにいらしてくださいね!

 

 

 

 

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