本部合宿の練習日記を書かせて頂きます、一回生の田尻です。

私たちは3月7日から12日までの六日間、香川県多度津町にあります少林寺拳法連盟本部にて行われた本部合宿に参加して参りました。

今回の合宿に参加するにあたって私の目標は、積極的に先生方にご指導賜り技を盗むこと、他大学の方とたくさん交流することの二点でした。

確かにその二点は意識して過ごせたため、ある程度は目標達成できたように思えます。
しかし、合宿最終日の学科にて、「なぜ戦わなくて良い平和な現代で武道を学ぶ必要があるのか」というお話を聞いて、少林寺拳法修得の意義について深く考えるきっかけとなりました。

私は物心ついた時から武道を嗜んでおりましたが、武道について簡潔に述べますと「礼儀作法に厳しいスポーツ」という概念が強かったように思えます。
しかし少林寺拳法部に入部し、初めて学科というものを受講して、平和な現代で武道を学ぶ必要性とは、強くなるため、大会で勝つためというスポーツとしての在り方ではなく、武道を通して人間的成長を促し、そこから発生する精神と肉体の強さを突き詰めることにあると感じました。

従って、大会で勝つことが武道を修得する上での最終目標ではなく、これまでの自分の努力を確かめるために大会に参加し、勝敗によって自分の欠点を明確にし、次の成長へと繋げるきっかけとなるものであると考えられます。また、大会などを通して他大学の方との交流を図ることも人間的成長のツールとなるため、最終的に大会の存在意義が成り立ってくるのだと思います。

これらを意識した上で修練に臨むのとそうでないのでは、将来的に大きく変わってくるでしょう。
大学生という社会人になるための基盤を作る大切な時期に少林寺拳法に出会えたことに感謝しています。
目先のことだけに囚われることなく、人間的成長という最終目標を常に意識して、明日からまた修練に励んでいきたいです。

以上です。
長文乱文失礼致しました。


同志社大学体育会少林寺拳法部ホームページURL
dshorinji.com