同志社茶会
先日10月2日に仁和寺にて、同志社茶会を催しました。
暁光会(1回生)にとっては初めて亭主として参加する茶会、菫永会(2回生)にとっては点前半東を務める初めての同志社茶会でした!
〜待合〜
今回の待合のテーマは「豊穣」です!
お客様に、実りを与えてくれる秋を感じていただきたいという思いからこのテーマにしました。
紅葉や栗など秋の風物詩をたくさん散りばめ、紅や橙色で染まる待合となりました
〜本席〜
本席のテーマは「稲舟」です。
稲を運ぶ舟のように、お客様にも良い時間を届けたいという思いを込めました。
〜「照る山」(俵屋吉富製)〜
徐々に紅葉する山の様子を表現しています。日々移りゆく自然の美しさを感じて頂けるようなお茶会となるようにと想いを込めました。
緑が紅に染まっていく姿は夏から秋へ季節の移ろいを感じられます
〜副席〜
副席のテーマは「和顔施(わがんせ)」
いつでも笑顔で人と接しましょうという意味です。この茶会に参加されました皆様が笑顔になることを願ってこの言葉を選びました
副席は立礼席でおもてなしさせていただきました。
〜「花薄」(俵屋吉富製)(写真左)〜
月夜にすすきが揺れる情景を表現しています。すすきが揺れる様子は、人を手招く様子に例えられるため、お客様を歓迎するという意味を込めました
〜「槇の葉」(俵屋吉富製)(写真右)〜
「村雨の露もまだひぬ槇の葉に 霧立ちのぼる秋の夕暮れ」(寂蓮法師)の和歌を参考に、雨上がりで露に濡れた槇の葉をイメージし、表現しました。
また、今回は仁和寺さんに思い出瓦を奉納させていただきました。
思い出瓦は、幹事10名の名前を自分たちで書き、茶会当日に待合に飾りました。後日、お寺の瓦として使用され、約100年残るそうです
我が同志社大学茶道部も100年後まで引き継いでいけるよう、部を支えてくださる方々へ感謝し、精進してまいります!
暁光会の皆は初めて茶会稽古を行い、亭主としての役割を果たせるかどうか最初は不安な面持ちでした。しかし、約2週間の稽古に励んだことで1日目とは比べ物にならないくらい成長した様子でした!一日一日の練習を大切に一生懸命稽古に向き合った成果だと感じております。
菫永会もほとんどの部員が初めての同志社茶会でしたが、緊張感のある中初めてとは思えない点前・半東を務めてくれました!二回生茶会の時よりもさらに磨きがかかっており、これからの成長がますます楽しみです!
〜最後に〜
同志社茶会へご来席くださった皆様、お忙しい中足を運んでいただき誠にありがとうございました。この茶会を通して、思い出を分かち合えるようなひとときを過ごしていただけたなら幸いです。
活動制限も少しずつ緩和されているため、今後また皆様とお会いできる機会が増えることをとても楽しみにしております。
そして仁和寺の皆様、茶会を催すお力添えをしてくださり、誠にありがとうございました。
仁和寺という歴史ある由緒正しいお寺で茶会を催せたことは私どもにとっても思い出に残る貴重な経験となりました。
部員一同心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。