二回生茶会カブト

先週5月6日(日)、修学院 解脱山・禅華院にて清友会による回生茶会を催しました。

禅華院は裏千家御家元のお茶室「今日庵」の命名由来にも深く関わる清巌宗渭和尚建立の寺院です。(禅華院さんの詳しい情報はこちらをご参照ください。)
今回この禅華院にて、初となる茶会を催すというご縁に恵まれたことはとても光栄なことでございました。また、回生茶会では初となる他大学の学生様をお招きしたこの二回生茶会は、清友会にとって新たな一歩となりました
このことから、今回の茶会では
新しい時代の始まりを意味する「暁鐘」というテーマを掲げ、清友会は一丸となって取り組んで参りました。
「夜明けに鳴る鐘」という意味のあるこの言葉に相応しく、禅華院の入口にも鐘楼門がございます。

この鐘楼門を過ぎると小堀遠州が作庭したお庭に続き、山奥の静けさと相まって心落ち着く空間が広がっています。
茶会当日はよく晴れ、初夏の日差しの中で新緑の緑が一層美しく映えていましたクローバー

この二回生茶会は清友会にとって、キャンパス外で催す最後の回生茶会となりますキラキラ
待合の飾り付けは全て清友会の手作り流れ星
個性的なプロフィールが目を惹きます。折り紙で作った紫蘭あじさいも待合に華を添えていました。
紫蘭は二回生茶会を催した5月6日の誕生花チューリップ「楽しい語らい」という花言葉はお客様と和やかに語らう待合にぴったりです。

また本席のテーマは「色」(しき)虹でした。
人間に備わる個性という色は唯一無二であるけれど、お互いに交わることは出来る。お客様と清友会の色が交わり、1枚の絵画の様に素敵な茶席にしたい、という願いが込められています。

また、皆様方にお出しした菓子も清友会が考案したデザインを基に俵屋吉富さんに作っていただいたものです。

本席の菓子の銘は「花錦」
花錦とは、花の美しさを錦に見立てて言う言葉で、山に咲き乱れる山吹の花を模していますちょうちょ山吹の花言葉は「待ちかねる」。お客様と会うのが待ち遠しいという想いを表現しました。

そして 副席のテーマは「若葉」クローバー
本席から副席へ移動する間に見える新緑が眩しい禅華院のお庭。副席でも初夏の爽やかな雰囲気を感じて頂きたいという思いを込めていますブルー音符

副席の菓子の銘は「青梅」(右上)と「清ら魚」(左下)
清友会の「清友」とは梅の異名ですので
清友会も青梅のように未熟ではあるが、今後も成長を見守って頂きたいとの思いを込めました。
清ら魚は初夏の風物詩の鮎を模しています波
釣り上げることが難しい魚であるため、鮎を釣り上げることは吉兆とされています。

清友会は現在19名で活動していますが、都合上、今回の二回生茶会には残念ながら参加できなかった者もおりました。今年度から新たな部員も迎え、次の機会には更にパワーアップした姿をお見せしたいと思っております。

清友会はまだまだ進歩の過程にありますあしあと
これからも一人一人の輝く個性を感じていただけるような回生を目指して清友会一同 精進して参ります。

この度は 清友会の二回生茶会に遠方より 御来席いただき、誠にありがとうございました乙女のトキメキ
今後一層お稽古に励んで参りますので、
これからも清友会をどうぞよろしくお願い致しますぽってりフラワー